「保険適用外のため薬代が高く治療に踏み出せない」――。公明党がん対策推進本部事務局長の秋野公造参院議員(医学博士)は8日、甲状腺がんの症例4種の中でも特殊な「進行甲状腺髄様がん」を患う岡田泰一さん(58)と福岡市内で面会し、新薬の承認、保険適用への要望を受けるとともに激励した。これには、高橋雅成県議も同席した。
 16年前に甲状腺がん手術を受けた岡田さんは今年8月、第六胸椎両肺の呼吸器官と食道の間に腫瘍が見つかり、進行甲状腺髄様がんと判明。既にリンパ節をはじめ、肺の3カ所や腰骨、腸骨にも転移しており、薬による治療が望ましいと医師から告げられたという。
 しかし、治療に有効とされる抗がん剤「ネキサバール」は、保険適用外の未承認薬。「服用すれば月額30万円の薬代で生活が破綻する。肺や肝臓がんなどには保険適用なのに……」と、岡田さんは窮状を吐露した。
 こうした切実な訴えに真剣に耳を傾けた秋野氏は「保険適用に向けて、国が一日も早く承認できるよう訴えていきます」と約束し、岡田さんと固い握手を交わしていた。

(2011年9月10日付 公明新聞より)