たかはし雅成委員

 那珂川の今回の豪雨の三日目の二十六日ですけれども、下流のはんらんと、それから、上流の南畑ダムの決壊について、かなりのジレンマが、両方心配するという意味でのジレンマがかなりあったと思うんですけれども、そのときの状況をちょっと、まず教えてほしいんですが。

月形祐二委員長

 横枕河川課長。

横枕河川課長

 七月二十六日の那珂川流域で豪雨がありまして、南畑ダムの洪水調節についてのお話ですが、二十六日の朝早くから、南畑ダムで流入が増加しまして、朝の七時から洪水調節を始めております。ピークが十時から十一時ぐらいだったと思いますが、洪水調節としてはですね、非常に、百二十五トン放流ということで、大きな調節をして、その調節容量、洪水のためにあけてあるポケットですが、そこを有効に使って、下流に対して、非常に操作規則どおりの洪水調節をしております。結果として、うちのほうで計算した推測値なんですが、下流の下日佐という基準点があるんですが、そこでダムの洪水調節がなかった場合と、あった場合の計算をしたんですが、約三メーターぐらい、要するに河川の水位の低減効果があっただろうということで、調節そのものはきちんと行われている。ただ、非常にぎりぎりまで調節してますので、ダムの場合、異常洪水時の操作ということで、やはりダムが満杯になれば、どこかで放流量をふやさなきゃいけませんので、その場合に、急に下流に負担がかからないように、徐々に放流量をふやしていって、上流から来る水と下流に流す水を同じようにしていく操作があります。その操作の表現について、一部不適切な部分がありまして、委員も今言われたように、崩壊という、実際ダムはそういうことはないんですが、一部パニックの状態で、そういう不適切な表現が出たのが事実でございます。

たかはし雅成委員

 そのときですね、ダムとしては三百トン流したいと、毎秒ですね、百二十五トンから。下流の福岡市のほうから、そんなに流してもらったら大変だということで、やり取りがあったというふうに聞いてますけれども、その辺はどうなんですかね。

横枕河川課長

 この異常洪水時の操作、通称ただし書き操作というんですが、これを行う場合ですね、下流の関係自治体、放流量をふやしますので、当然住民の方に避難の準備等をしていただかなきゃなりません。実際誘導等をしていただかなきゃいけません。そのためにかなり早い段階で、準備をしていただくための通知をして、調整をさせていただきます。当時、そういうのをやろうとしたときに、まさしく那珂川が満杯の状態で流れて、一部では那珂川町では大きな溢水もあってますし、下流のほうでも一部はんらんがありましたので、そういうことで、やり取りはあります。最終的には同意をいただいて、手続に入るところで、たまたまですけど、雨がやんだので、その手続に入ることはないことで終わっております。

たかはし雅成委員

 二十四、二十五、二十六、三日間あったんですけれども、二十五日の土曜日は小康状態に、雨がなってたわけですけれども、その時点で、少し多目にダムのほうから放流すればですね、二十六日のああいうぎりぎりの状況というのはなかったんじゃないかという指摘が、かなりの多くの住民からあるんですけれども、その指摘に対してはどのようなお考えですか。

横枕河川課長

 ダムの場合、ダム自体が河川管理者と利水者で、共同でつくっているダムですので、それなりの持ち分なり、役割分担があるんですが、規則が当然それに定められてますので、それを守れば、まず原則で、今回その住民の皆さんの要望もありまして、二十六日の後ですけど、二十九日にも、また大雨が降るんじゃないかということで、皆さんが心配されたということで、利水者であります福岡市さんと協議をさせていただいて、ダムの貯水を下げるという、要するに事前に放流するということを、試験的に同意を得てやらせていただいております。結果的には、二十九日自体はほとんど雨が降らなかったんですが、よりそういう操作によって、皆さんの安心は保たれたんではないかと思っております。

たかはし雅成委員

 教訓を生かしたということだろうと思いますので、今、規則とおっしゃいましたけれども、何のための規則かと考えれば、それはもう、住民のための、住民の安全であり、また、水の確保であり、そのためのダムの規則なんだろうと思いますので、そこは柔軟に考えながら、まず生命とか財産とか、そこを守っていくというのが一番だと思うんで、だれかおっしゃってましたけれども、飲み水があっても、命がなかったら、何も意味がないわけですから、そこを基本にしながら、今後今回のことをしっかり教訓として生かして、やっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。要望します。