秋山空港計画課長

 おはようございます。滑走路増設の現在の状況について御報告をさせていただきます。座って説明させていただきます。
 資料は委員会資料、それとあわせまして関連のデータをまとめた参考資料ということでお配りをさせていただいております。説明は本編の資料に基づいてさせていただきます。一ページをお願いいたします。
 福岡空港の過密化対策につきましては、昨年の五月、国の方針決定を受けまして、福岡空港構想・施設計画検討協議会というものを国、それから福岡県、福岡市で設置をいたしまして、具体的な検討に着手したところでございます。直近の動きといたしまして、昨年の暮れでございますけれども、福岡空港技術検討委員会、これにつきましては、下に説明を書いてございますけれども、検討内容の専門的かつ技術的なことについてアドバイスを受ける委員会として、国が設置した第三者機関でございます。この委員会が昨年十二月二十二日、開催をされまして、国のほうから需要予測の前提、あるいは航空機の騒音影響の検討に当たっての前提条件、滑走路の配置等について考え方が示されたところでございます。本日はこの主な内容について御説明をさせていただきます。二ページをお願いいたします。
 検討の進め方ということで記載をしてございます。左のほうの緑の枠でございますけれども、需要予測の精査、それから滑走路の配置、あるいは騒音の影響、あるいは拡張用地の検討、こういったものを検討、調査いたしまして、事業費がどれぐらいになるのか、あるいは工期としてどうなのかというようなものを検討いたします。そして、最後に費用便益、いわゆる投資に対しての効果の分析を行います。こういった情報につきましては、右側、中ほどでございますけれども、PIということで周辺の住民の方々に情報を提供し、御説明をいたします。こういったものを取りまとめまして、最終的に一番右でございますけれども、検討協議会において取りまとめるという段取りでございます。最終的な時期としましては、今年の夏場までに取りまとめを行いたいというふうに考えてございます。
 三ページをお願いいたします。滑走路・誘導路、いわゆる基本施設の配置でございます。これにつきましては、さきの総合的調査の中で滑走路増設の一つの案としてお示しをしたところでございますけれども、現在の滑走路の西側、国際線ターミナルとの間でございますけれども、滑走路の間隔二百十メートルで滑走路長二千五百メートルの滑走路を増設いたします。この配置案をもとにさまざまな検討を行ってまいるというところでございます。
 四ページをお願いいたします。検討の最終といたしまして、これまで行いました需要予測の精査を行ってまいります。この精査に当たりましての条件でございます。総合的な調査においても需要予測を行っておりますけれども、今回の将来予測、右側にございますけれども、施設規模、あるいは費用便益の分析、さらには航空機騒音の影響、こういったものを検討する前提として使用してまいります。
 基本方針として三点掲げてございます。一点は最新のデータを使用して予測を行うということでございます。二点目、いわゆる需要予測のぶれによりまして、例えば便益の過大評価、あるいは航空機騒音の影響の過小評価、こういったものを排除するという観点から幅をもって予測を行ってまいります。具体的には三通りの予測を行うということでございます。三点目、最新の需要予測のモデルを使用してまいりますけれども、こういった需要予測モデルに福岡空港の特性、具体的に申しますと、福岡空港は非常に国内外に豊富なネットワークを持っておる、特に東アジアとの路線というものは非常に大きなものがございます。東アジアはこれから非常に大きく経済成長が伸びていくというふうに想定されております。こういった状況、あるいは機材の小型化の進展の状況等を反映した予測を行ってまいります。この辺につきましては、参考資料の五ページと六ページをお開きいただきたいと思います。五ページに福岡空港、これは国内線でございますけれども、機材構成の変化というものを書いてございます。御覧になっていただくとわかるように小型化が非常に進んでいる状況がおわかりいただけると思います。こういった状況は今後も進むというふうに想定されておりますので、こういった状況を加味してまいります。六ページは国際線の路線の就航状況を掲げてございます。東アジアは非常にこれから経済成長が著しく伸びていくという状況にございますので、こういった状況も反映をさせてまいります。
 五ページに主な前提条件ということで掲げております。将来人口、あるいは経済成長率、あるいは為替レート、いずれも公的機関が見通しました最新の将来予測を反映させてまいります。それから福岡空港の航空路線でございますけれども、二〇〇九年の十月時点の就航路線をもとに算定をしてまいります。競合する交通機関でございますけれども、鉄道いわゆる整備新幹線、それから高規格幹線道路、こういったものの最近、二〇〇九年十月時点の整備状況に加えまして、今後の完成路線等を加味して予測を行ってまいる、こういうことでございます。
 六ページをお願いいたします。六ページは航空機騒音の影響範囲の検討でございます。福岡空港は騒音が著しいということで法令に基づき対策が必要という空港に位置づけられてございます。その騒音の程度によって環境対策を行っているところでございますけれども、こういった騒音対策区域がどういうふうに将来影響を受けるかというのをここで検討してまいります。
 まず、右側の緑の欄でございますけれども、需要予測値に基づいて将来の離発着がどうなるのか。あるいは滑走路が二本になります、こういった滑走路の使い方によって、また影響の度合いが違ってまいります。こういったものから騒音コンター、いわゆる地上において騒音の状況がどうなるかというのをコンター図を作成しまして、現在の環境対策区域との影響を確認するといった作業を行ってまいります。滑走路の使い方でございます。左側の白い部分でございますけれども、一応三通りのケースを想定してございます。一つはまず滑走路二本を完全に出発と到着に分離して行うケースでございます。現在の滑走路を着陸専用、増設滑走路を離陸専用に使います。この場合、離陸する場合が一番航空機の騒音が大きくなりますので、この場合は西側のほうに騒音が大きくなるというふうに想定をされております。それから第二案といたしまして、現在の滑走路を出発、到着で最大限利用いたしまして、増設の滑走路を補助的に利用した場合、この場合は東側に騒音の影響が最大になるというふうに想定されております。それから三つ目の案といたしましては離発着のピークの時間、いわゆる午前中で申しますと、九時台から十一時台、それから夕方で申しますと、十七時から十九時台、この時間帯が一番発着が多い時間帯でございますので、この時間帯だけ出発と到着を分けまして、その他の時間帯は利便性を重視したケースと書いてございますけれども、国内線ですと、現在の滑走路を離発着に利用する、国際線ですと、増設滑走路を離発着に利用する、こういったケース。この三つのケースをシミュレーションして騒音の影響を確認するということでございます。
 七ページは具体的な検討の条件でございます。まず、一日当たりどれぐらいの離発着の回数があるかということでございますけれども、これは先ほど申しました予測値によって設定をしてまいります。ちなみに現在は大体一日に三百七十便程度の離発着がございます。滑走路のいわゆる処理容量、二本の場合は最大十八万三千回でございますので、この場合は大体一日六百七十便ほどの離発着になろうかと思います。それから滑走路の使用比率と書いてございますけれども、北側から着陸して南側に離陸するケース、それと逆に南側から着陸して北側に離陸するケース、こういったケースがございますけれども、こういった比率は直近三カ年の実績を反映いたします。ちなみに北側から着陸するケースが大体七割程度、南側からが大体三割程度というのが大まかな実績でございます。それから時間帯別発着構成比、これは着陸と離陸が一時間当たりどれぐらいの割合かという構成ですけれども、これは十九年度の実績を反映するということでございます。ちなみに朝の七時台はほとんどが離陸でございます。夜の九時台がかなりの部分が到着機、昼間の時間帯はほぼ到着と離陸が半分半分というような、代表的にはそういった割合になろうかと思います。飛行経路、これは進入経路、出発経路でございますけれども、現在の経路と同様。それから対象機材、福岡空港は国内外いろいろな航空機が乗り入れてございます。航空機によって騒音の度合いが違いますけれども、クラスによって代表的な機材を設定しております。主な設定状況は下の表に書いてあるとおりでございます。
 簡単でございますけれども、説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

たかはし雅成委員

 二ページの検討の進め方ですけれども、今年夏場までに取りまとめたいということでしたけれども、途中の経過なり、それぞれどのくらいかかるのかというのはある程度わかりますか。

秋山空港計画課長

 先ほど御説明いたしました需要予測の精査、あるいは航空機の騒音の影響、具体的にどうなるかというのは、今作業を行っております。これが一番最短で二月の終わりぐらいには、この辺をまとめたいと。できれば、そういった時期に合わせて拡張面積あたりも具体的な面積が出るんじゃないかと思っております。年度末までに費用便益の分析まで、ほぼこういった検討の中身については終えたいというふうに思っております。PIにつきましては、連休明けの六月、七月ぐらいを一応想定をしてございます。以上でございます。