たかはし雅成委員

 公明党の高橋です。修学旅行への新型インフルエンザの影響について質問します。
 全国的に新型インフルエンザが流行しておりまして、修学旅行の中止とか延期とかいうような影響が出ているやに聞いております。本県の状況について以下お伺いします。
 初めに、資料要求ですけれども、インフルエンザの影響による修学旅行の実施状況について、それと、修学旅行のキャンセル及び修学旅行の事故等の対応について、二種類の資料をあらかじめお願いしておりますのでお取り計らいをよろしくお願いします。

冨田徳二副委員長

 お諮りいたします。
 ただいま高橋委員から要求がありました資料を委員会資料として要求することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕

冨田徳二副委員長

 御異議ありませんので、本委員会の要求資料といたします。
 執行部に申し上げます。ただいま高橋委員から要求がありました資料については、提出できますか。吉田義務教育課長。

吉田教育庁義務教育課長

 直ちに提出できます。

冨田徳二副委員長

 執行部に申し上げます。提出予定の資料を正副委員長に確認させてください。
    〔資料確認〕

冨田徳二副委員長

 それでは、ただいまより高橋委員要求の資料を事務局から配付させます。
    〔資料配付〕

冨田徳二副委員長

 高橋委員、資料の配付がありましたので、質疑を行ってください。

たかはし雅成委員

 では、配付いただきました資料のうちの1のインフルエンザの影響による修学旅行の実施状況についてのほうですけれども、まず、一学期に延期した学校が五校、それから二学期に延期した学校が十七校ということで、全部で二十二校が修学旅行を延期しているわけですけれども、この学校についてその後、修学旅行をどのようにされたのか、またされようとしているのかお尋ねします。

吉田教育庁義務教育課長

 まず、小・中学校についてお答えを申し上げます。
 小・中学校では、実施時期を変更して既に実施した学校、それから、これから十一月、十二月に実施する予定の学校がありまして、現在のところ修学旅行を中止をしたという学校はございません。ただ、県立特別支援学校におきましては、二部──二部というのは特別支援学校は小学部、中学部、高等部とあるわけですが、そこにおいて二校二部が中止といったところがございます。

冨田徳二副委員長

 南野高校教育課長。

南野教育庁高校教育課長

 県立高校につきましては、一学期につきまして修学旅行を延期した学校は二校でございますけれども、そのうち一校は既に実施をしております。また、もう一校は時期を変更いたしまして実施を予定する方向でございます。

たかはし雅成委員

 今の御説明の特別支援学校の二部が中止という決定ですけれども、これは延期とかいうことはできなかったんですかね。

吉田教育庁義務教育課長

 当然、一時的には延期、日程の変更、これを検討したわけでございますが、重篤な障害のある生徒さんもおった関係で医師と相談の上で今回は中止という決定を見たと聞いています。

たかはし雅成委員

 それでは、県教育委員会として修学旅行に関する実施要綱とかマニュアルみたいなものは作成しているのかお伺いします。
 それから、そういった要綱があるとして、その中にはインフルエンザなどの感染症に対する実施基準及び旅行中の対応、こうしたものが含まれているのかどうかについてもお尋ねします。

吉田教育庁義務教育課長

 小・中学校についてお答え申し上げます。市町村立の小・中学校におきまして、その修学旅行に関する実施の要綱ですとかマニュアルにつきましては、設置者である市町村もしくは学校で策定するということでございまして、県として一律のそうした要綱等は設けておりません。
 そして、そういう状況でございまして、その市町村等が作成するマニュアルの中では、インフルエンザに特化した対応で明記をしているというところが非常に少ないわけでございます。各学校では、事前の保護者説明会というのを実施をしまして、そこで近々、今起こっているいろいろな問題について保護者等へ注意を促していると、そういう状況でございます。

南野教育庁高校教育課長

 県立学校につきましては、県教育委員会におきまして修学旅行をする際の引率教員の数ですとか、また、安全確保の取り組みなどにつきまして、修学旅行を実施する上で必要な基準、また留意事項を定めまして、各学校に通知をしており、各学校はこれを受けて実施計画の作成をしているところでございます。また、各学校が作成する実施計画の中にも旅行中の対応等について明記をしているところでございます。
 また、県教育委員会としましては、今回の新型インフルエンザの発生を受けまして、海外修学旅行を実施する学校に対しまして渡航先の状況把握、また、参加者の状況の確認、感染予防の措置、また、医療体制の構築等につきまして指導を徹底するとともに、旅行前旅行中の対応等について具体的な行動マニュアルを作成し、教職員や保護者で共有するよう指導しているところでございます。

たかはし雅成委員

 今、お答えの中に入っていました高校の海外の修学旅行ですけれども、今お配りいただいた資料にありませんけれども、シンガポール、マレーシアに修学旅行に行こうとして、中止にした学校が二校あります。それから、同じくシンガポール、マレーシアに修学旅行に行く学校も二校あって、それから、シンガポールに行くという学校も一校、これは実施済みかどうか、私は把握していませんけれども、同じ渡航先で対応がいろいろとあることに対して、県教育委員会としてはどのように把握されているんでしょうか。

南野教育庁高校教育課長

 海外修学旅行につきましては、各学校がその教育目標を達成するために教育活動の一環として保護者の同意を得ながら計画を実施しているところでございます。今回中止をいたしました学校につきましては、保護者の意見ですとか、また、インフルエンザに感染した場合の学校教育活動への影響といったさまざまな事情を総合的に勘案し、今回、中止を決定したと承知をしているところでございます。

たかはし雅成委員

 それでは、お配りいただいた資料の2のほうですけれども、キャンセル及び修学旅行の事故ということで、まず、キャンセルのほうの小学校の二学期(調整中)ということの意味と、それから、その下の表の事故対応状況について県立高校の負傷、疾病が非常に数が多いんですけれども、この理由をそれぞれ述べていただけますか。

吉田教育庁義務教育課長

 まず、(1)の調整中でございますが、この調整というのは、学校とその旅行業者がキャンセル料について調整をしておると、そういう意味でございます。その内容は、キャンセル料が当該校で発生したわけですけれども、その旅行の時期をいわゆる観光シーズン中の十月から十二月に変更することによって旅行代金が少し下がると。その差額をキャンセル料に何とか充てて、実質の負担がキャンセル料という形で出ないようにできないかという調整をしている、そういう意味でございます。
 それから、(2)の県立高校の数でございますが、これは、一義的には、スキー修学旅行による負傷、打撲、それから寒いところに行くと風邪とかが多いわけでございます。ただ、この二十年度につきましては、県立高校一校においてノロウイルスの集団感染があった関係で、そこで多数の感染者が出まして、その対応の人数がここに上がっているということで数が膨らんでおる状況でございます。

たかはし雅成委員

 それと、キャンセル料が実際に中学校で一校、これは分校だそうですけれども、発生しています。このケースでは保護者が負担をしたとお伺いしていますけれども、全国的には臨時交付金を使って自治体負担としたケースも報告されております。本県として今後どのように考えるのかお伺いします。

吉田教育庁義務教育課長

 小・中学校分につきましてお答え申し上げます。
 こうしたキャンセル料等の不測の事態、旅行契約上の問題でございますが、これの対処につきましては、保護者への事前説明とか児童生徒の体調面等についての事前の注意の喚起、目を光らせてよく見ておくということ、それとあと、学校と修学旅行業者との柔軟な調整というか対応、それから学校の早い時点での的確な判断といったようなことが重要であると考えております。今後そうした留意事項、それから、さまざまな情報を市町村学校に伝達してまいりたいと考えております。

南野教育庁高校教育課長

 県立高校におきましては、修学旅行の中止、延期についてはキャンセル料が発生しない時期に判断をするようにということで学校を指導しており、現在のところ新型インフルエンザの影響に伴います中止によってキャンセル料が発生したという事例はございません。今後とも高等学校に対しまして新型インフルエンザに対する日ごろからの予防等を徹底するなど、キャンセル料が発生しないような状況に努めてまいりたいと思っています。

たかはし雅成委員

 さらに今から新型インフルエンザが流行してくるような兆しもありますし、今後、こういった修学旅行中止とか延期とかいうような形になってくるケースがふえてくるんじゃないかと、ことし、来年以降もですね。キャンセル料が発生することによって学校に親御さんからクレームが来たりとか、さまざまな問題を誘発すると、そういったことも今後考えられます。現状としては、国内の旅行についてはキャンセル料を保障する保険はないということなんですけれども、今現在ある保険にこういった感染症が原因でキャンセルをせざるを得ないといったケースにキャンセル料の保障をプラスするというような交渉ができないのかなと思うわけですけれども、この点に関しては県教委としてはどのようにお考えでしょうか。

吉田教育庁義務教育課長

 現状では、そういう旅行の契約は学校と旅行業者が実施主体となって交わされておりまして、その時々の状況でどういう保険をつけるかということが話し合われておるわけでございます。ただ、現状ではそういうキャンセルに対応した保障というのがないわけですので、この点については旅行業者と学校、また、それに市町村教育委員会も一緒に入って、事前の十分な調整をして、そして、安心して修学旅行に出かけられる体制をつくっていくというふうに今後、指導してまいりたいと思っております。

たかはし雅成委員

 修学旅行というのは、青春時代、子供時代の一つの大事な思い出の場に、だれの心にも残っていると思います。安易に中止というような方向で行くんじゃなくて、ぜひいろいろな形で工夫しながら現場の方で実施していただきたいと思います。初めから中止ありきじゃなくて、とにかく実施するんだということでやっていただきたいと思います。
 現場はそういったことで、大変いろいろな苦労をされていると思いますけれども、最後にこの点につきまして教育長の決意をお伺いして終わりたいと思います。

冨田徳二副委員長

 森山教育長。

森山教育長

 修学旅行につきましては、今御指摘のような修学旅行の教育的意義とか生徒の心情とか保護者の意向等にも留意をしながら、安易に中止ということを考えるんじゃなくて、適切な判断を各学校がされるように期待をいたしておるところであります。その場合におきましては、やはり生徒の健康や安全の確保に万全の対策をもって臨んでいただきたいと考えております。

たかはし雅成委員

 二〇〇〇年ですか、九・一一テロがあって、それから三年後ぐらいだったと思いますが、SARSの騒ぎがありました。いずれも海外への修学旅行にだけ影響があった事例ですけれども、今、国内でこういった感染症の問題に直面しているというのは、恐らく戦後初めてなんじゃないかなと思いますけれども、修学旅行という点では初めてだと思いますけれども、今、森山教育長から決意なのか感想なのかよくわからない御答弁でしたけれども、しっかりと今後取り組んでいかれることを望みまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)