たかはし雅成委員

 公明党の高橋です。
 福岡北九州都市高速道路のETC割引について質問いたします。
 初めに、委員長、両高速道路の現状についてまとめていただいたものを資料要求しておりますので、取り扱いをよろしくお願いします。

後藤元秀委員長

 お諮りいたします。
 ただいま高橋委員から要求がありました資料を委員会資料として要求することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕

後藤元秀委員長

 御異議ありませんので、本委員会の要求資料といたします。
 執行部に申し上げます。ただいま高橋委員から要求がありました資料について、提出できますか。田代高速道路対策室長。

田代高速道路対策室長

 直ちに提出できます。

後藤元秀委員長

 それでは、提出予定の資料を正副委員長に確認させてください。
    〔資料確認〕

後藤元秀委員長

 確認いたしました。
 それでは、ただいまより高橋委員要求の資料を事務局から配付させます。
    〔資料配付〕

後藤元秀委員長

 資料が配付されましたので、高橋委員、質疑を行ってください。

たかはし雅成委員

 若干ですけど、質問項目が多いので、簡潔に質問します。御答弁のほうも簡潔にお願いします。
 まず、福岡都市高速ですけども、平成十八年四月にETCを全線導入しております。その後の普及状況、ETC導入による維持管理経費の節減効果、それから、通行車両のほうのETC装着の費用がどれぐらいなのか、御説明をお願いします。

田代高速道路対策室長

 福岡都市高速におきますETCの利用率でございますけども、平成二十年九月末で約六五%となっております。
 それから、維持管理経費の節減効果でございますけども、これは設計ベースでございますけども、平成十九年度におきまして、料金収受業務委託費で約一億三千万円の縮減となっております。
 それから、ETC装着の費用でございますけども、車載器の機能によりますが、取りつけ費用等も含めまして一万五千円から二万円程度だと思っております。

たかはし雅成委員

 これを導入後、ETC割引制度というのがありますけども、この制度の中身について説明してください。それから、北九州都市高速があした、十一月から同じくETCを全線導入しますけども、その際の割引制度についてもお願いします。

田代高速道路対策室長

 福岡高速におきますETC割引の内容について御説明いたします。
 まず、土曜割引で五%、日・祝日割引で一〇%、それから、夜間早朝割引、これは午後の十時から次の朝の七時まででございますけども、一〇%、そのほか、野芥―福重間で、乗り継ぎ時間が九十分以内であれば二度目の料金を徴収しないという乗り継ぎ制割引、さらに、利用頻度に応じて割り引くマイレージサービス等がございます。
 また、北九州高速についてですけども、あしたの十一月一日から運用を開始させていただきます。この内容につきましてもほぼ同様でございまして、ただ、乗り継ぎ区間のところが、戸畑―枝光間を九十分以内であれば二度目の料金は徴収しないという乗り継ぎ制割引で、あとは福岡と同様でございます。

たかはし雅成委員

 福岡都市高速はETC導入に伴いまして回数通行券取り扱いをやめておりますけども、その理由はなぜか、それから、北九州都市高速のほうは、あす以降、回数券の取り扱いをどうするのか、説明をお願いします。

田代高速道路対策室長

 福岡高速におきましては、平成九年から十一年にかけまして、約一万二千枚もの偽造回数券というのが発見されております。その後、首都高速等におきましても大量の偽造回数券が出回りまして、いわゆる偽造問題が深刻な状況になりました。そこで、交通渋滞や環境改善に効果のあるETCによる割引制度を新たに導入し、回数券を廃止したものでございます。北九州高速につきましても、偽造防止の観点とETC導入に伴いまして、再来年、平成二十二年の七月をもって利用を終了させていただく予定でございます。

たかはし雅成委員

 福岡都市高速、それから北九州都市高速におきまして、回数券の以前の利用率が一番高かった年度は何年度で、それぞれ利用率は何%だったのかお尋ねします。

田代高速道路対策室長

 回数券の利用率が最も高かったのは、福岡高速では平成九年度で、約四二%でございます。それから、北九州高速につきましては平成七年度で、約五〇%でございます。

たかはし雅成委員

 この回数券廃止とETC割引の関係はどうなっていますか。

田代高速道路対策室長

 ETC割引につきましては、より広くETC利用者に還元する割引制度でございまして、これまでの回数券割引とは異なります。さっき申しました曜日とか時間とか、そういった弾力的で多様な料金施策が可能な割引制度だと考えております。

たかはし雅成委員

 それで、福岡都市高速と北九州都市高速で、従前の回数券などの年間割引額の総額はそれぞれ幾らでしょうか。

田代高速道路対策室長

 福岡高速での年間割引額なんですけども、路線バス・障害者型の割引分を除きまして、平成十六年度で約二十二億円でございます。同様に、北九州高速の額は、平成十九年度で約十三億円でございます。

たかはし雅成委員

 二十二億円と十三億円ということですけども、福岡都市高速の平成十九年度ETC割引の実績の総額は幾らでしょうか。正式認可を受けた割引とキャンペーンによる割引があると思いますけども、それぞれ、分けて説明してください。

田代高速道路対策室長

 福岡都市高速の平成十九年度の年間割引総額は約二十億円でございます。それから、十九年度末まで回数券が使用されておりますので、回数券割引分の約五億円を差し引きますと、ETCによる割引額は、平成十九年度ベースで約十五億円となります。さらに、いわゆる通常の割引分が約十億円で、マイレージなどのポイントアップするキャンペーン分が約五億円でございます。

たかはし雅成委員

 来月から始まる北九州のほうのETC割引の総額は、年間幾ら程度を想定しているんでしょうか。

田代高速道路対策室長

 北九州都市高速の割引につきましては、福岡都市高速と同様の割引を実施することとしております。初年度につきましては、回数券の割引分もありますので、約十五億円程度になろうかと想定しております。

たかはし雅成委員

 東京の首都高速道路の関係者のお話ですけども、ETCの割引は、回数券廃止に伴う増収分を原資として再配分を行った、したがって、お客様全体への割引規模は、従前の回数券制度と同程度を維持しているという話があるんですけども、今説明を伺いますと、回数券時代は二十二億円で、平成十九年度は、ETCに限って言えば十五億円の割引しかしていないと。回数券は二十年度以降はもうないんですよね。十五億円程度のETC割引しかしていないということは、七億円分は便乗値上げしたんじゃないかというような声もありますけども、これについて、どのような説明をされますでしょうか。

田代高速道路対策室長

 今、利用者への還元が不足しているという委員からの御指摘でございますけれども、これにつきましては、ETCの普及率やマイレージサービスの登録が予想を下回ったことに起因するものであると思います。したがいまして、まずはETCの普及促進などにさらに努めてまいりたいと考えております。

たかはし雅成委員

 回数券の利用率は、一番高かったときで四二%と先ほど説明いただきました。ETCの普及率は、一番最初に聞きましたが、今六五%。回数券の利用率よりも今のETCの普及率のほうが既に高いんですね。その中において割引総額が七億円も下回っているということを指摘しているわけです。ETCの普及率の目標は九〇%ぐらいですか、高く設定したのはわかりますけども、このETCの割引率がそもそも低過ぎるんじゃないかと思います。
 それで、一つは、マイレージ割引というのがありますけども、マイレージ割引は登録制度になっています。この登録率は今どの程度でしょうか。

田代高速道路対策室長

 マイレージの登録率につきましては、十九年度平均で約五二%でございます。

たかはし雅成委員

 マイレージの登録率が五割程度。これはずっとそうなんですね。余り上がっていないですね。その程度でずっと維持している限り、ETCの割引総額が上がらないと思うんです。この割引制度そのものを見直すべきじゃないかと思いますけども、御見解はいかがでしょうか。

田代高速道路対策室長

 ETC割引の見直し等につきましては、採算性の確保を図りつつ、できるだけ利用者の皆様へのサービスの向上を図るという視点に立ちまして、今後、ETCの普及率やマイレージサービス等の利用状況の分析、検証を踏まえながら取り組んでまいりたいと考えております。

たかはし雅成委員

 ETC割引を始めたときの当初の考え方というのがあります。回数券のとき、年間二十二億円。これは平均割引率何%ですか。

田代高速道路対策室長

 福岡の場合ですけど、六・六八だったと思います。

たかはし雅成委員

 それで、ETC割引を始める際に、今後ともその六・七%を維持していくというふうに説明しているんです。それは維持できていないですね。今、ETCの割引率はどれぐらいですか。

田代高速道路対策室長

 済みません、ちょっと正確な数字じゃございませんけども、ETC割引だけでやると四・五ぐらいじゃなかろうかと思いますけど。

たかはし雅成委員

 済みません、十九年度の実績で四・一七という数字を私は持っていますけども。十九年度の当初計画の目標値があります。それが五・二八%ですよ。六・七%を維持していくというふうに説明しているのに、当初目標が十九年度は五・二八%で、二十年度は五・三五%。いつになったらこの六・七%の維持というところまで達成するんでしょうか。

田代高速道路対策室長

 先ほども申しましたように、こういった割引の見直しにつきましては、いろんな状況の分析等を踏まえて、今後検討してまいりたいと考えております。

たかはし雅成委員

 直ちに検討してほしいんですけども、このETCによる割引額は、マイレージとか土日が幾ら割引とか、いろいろ目標を立てているんですけども、マイレージ割引が物すごく高いんですよ。十九年度でマイレージで八億円割引するという目標を立てているんですね。実際は二億五千万しか実績がないんですね。マイレージというところにちょっと重きを置き過ぎていると思うので、この辺をしっかりと見直しをしていただきたいと思います。
 最後に部長にお伺いしますけども、今のやりとりを聞いていただいておりましたけども、早急にこういう割引制度そのものの見直しをしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

後藤元秀委員長

 岩崎県土整備部長。

岩崎県土整備部長

 都市高速道路の利用者サービスの向上という点は非常に重要だと思っております。一方で、都市高速については、きょうの資料にもございますけれども、まだ多くの借入金がございまして、これをきちっと返していくという採算性の確保という視点も大事でございます。その両立をきちっと図っていくという観点から、今先生が御指摘になった点も踏まえまして、今後検討させていただきたいと思っております。

たかはし雅成委員

 特に福岡市、それから、あしたから始まる北九州市ともよく連携をとっていただいて、早急な見直しに着手していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。(拍手)