秋山空港計画課長

 それでは福岡空港の総合的な調査につきまして二点、御報告をさせていただきます。恐縮ですけれども、座って説明をさせていただきます。お手元の委員会資料の一ページをお開きいただきたいと思います。
 まず一点目はPI、パブリック・インボルブメント(ステップ4)の実施計画についてでございます。この実施計画書本編につきましては別添で添付させていただいております。後ほど御参照いただければと思います。このPI(ステップ4)の実施計画と申しますのは、PIを実施するに当たりまして、あらかじめこの基本的な考え方、あるいは情報提供や意見収集をどんなふうにやるのか、あるいはどんな手続でやるのかについて定めたものでございまして、事前に公表することによりましてPIの透明性、それから公平性を確保していこうと、こういった趣旨のもとに策定をしております。
 まず策定に当たっての基本方針でございます。下に十分な周知広報から適切な時間管理、六項目について基本方針を掲げてございます。PIの実施に当たりましては、この実施基本方針に基づいてしっかりと取り組んでまいります。それから対象とするステップ、今回は四段階の最後のステップになります。ステップ3でお示ししました検討すべき対応案、これにつきまして最終的に比較評価をしていくという段階でございます。
 二ページをお願いいたします。実施の時期及び期間でございます。まずPIをいつから始めるかということでございますけれども、現在、PIのレポートを作成中でございます。これが準備が整えば正式にPIを開始をするという段取りになっております。まだ確定はいたしておりませんけれども、今月末にはPIを開始、スタートさせたいという目標で取り組んでおるところでございます。それから実施期間でございます。下にPIのフロー図を書いてございますけれども、概ね四カ月程度を予定をしております。まず多くの方々に関心を持って、そして参加していただくためには、まず集中的にいろんな催しをやっていく。そして意見をいただいていくということが大事だろうと思っております。こういった手続を考えますと、大体四カ月程度かなというふうに考えてございます。
 それから四番目に情報提供及び意見収集の方法。どんなことをやっていくのかということでございます。まず周知広報といたしまして、まずステップの開始が決まりましたら、県の福岡県だより、これは各戸に配付をしておりますけれども、こういった県の機関紙、あるいは国、あるいは福岡市の広報紙、あるいはテレビ、新聞、ラジオ、こういったメディアを通じまして周知広報をやっていきたいと思っております。それから情報提供でございますけれども、基本はPIのレポートでございますけれども、これを十万部ほど用意をしたいと思っております。街頭配布ですとか、インフォメーションコーナーですとか、あるいは説明会等を開きまして情報の提供と意見収集を図ってまいります。
 三ページにまいりまして、このPIの期間中に寄せられた御意見についての取扱いでございます。PI期間中に寄せられました御意見につきましては取りまとめをいたしまして、これに対して実施主体でございます福岡空港調査連絡調整会議、実施主体としての考え方を添えまして、あわせて公表をいたしたいと思っております。
 それから最後になりますけれども、PIの終了。いつをもって終了をするかということでございますけれども、まず福岡空港調査連絡調整会議といたしまして、まず十分な情報の提供ができたのか。あるいは万遍なく御意見がいただけたのかといったところをまず判断をいたしまして、こういったところができているという判断をした段階で実施報告書という形で取りまとめをいたします。この実施報告書をPIの監視機関として設置をしております福岡空港調査PI有識者委員会、ここに提出をいたしまして、ここの評価を受ける。そして助言を踏まえまして、終了するのか、また継続が必要なのかというのを判断をしてまいりたいと思っております。このPI、今回、最終の段階でございますので、ステップ4が終了した段階で、これまでのステップ1から4まであわせまして実施状況を取りまとめをしたいと思っております。その結果を関係行政機関に報告をするという手続でございます。
 以上がPIの実施計画についての御報告でございますけれども、最終段階でございますので、より多くの方々に参加いただけるように、われわれとしても精いっぱい取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 続きまして二点目でございますけれども、四ページでございます。ステップ4で提供します情報について、今の検討状況ということで御報告をさせていただきます。まず「比較評価の流れ」というふうに書いてございますけれども、下にフロー図で書いてございます。まずステップ3の段階では対応方策として現空港における滑走路の増設案、それから新空港案、これはゾーンでお示ししたところでございますけれども、これをさらにそれぞれの案を深く検討いたしまして、滑走路増設を一案、それから新空港を一案、それぞれ代表案として絞り込んでまいります。そして、この絞り込んだ案につきまして比較評価を行っていくという流れでございます。
 その次のページでございます。字が小さくて見づらいところがあって恐縮でございますけれども、「滑走路増設案の特徴整理と代表案の検討」ということで書いてございます。ステップ3で三つの配置案を示しております。このうち一番右側の西側配置、滑走路間隔二百十メートル。これは改良案というふうに書いてございますけれども、一番最後のページに参考ということで付けさせていただいておりますけれども、ステップ3で出した案をさらに検討しまして、改良したということでございます。ステップ3の段階では増設滑走路の南側の進入表面が都市高速道路に抵触するということで北側に二百メートルほどずらした案を提示しておりましたけれども、これを増設滑走路の南側を二メートル弱かさ上げすることによりまして、都市高速への抵触が避けられる。これによって滑走路の北端を合わせることができます。この結果として処理能力が高くなると、こういった案でございます。これをステップ3で出した案の改良案ということで提示をさせていただいております。
 この三つの案、ちょっと比較をしていきますと、まず重要なのが空港の処理能力ということでございます。括弧の中の一番上の段でございますけれども、三案ともほとんど変わらない、大きな差はないという結果になってございます。一方、例えば制限表面ですとか、拡張面積ですとか、社会基盤への影響、あるいは建設費を見ますと、西側二百十メートルの改良案というのが他の二案に比べて優れているという結果になっております。したがいまして増設案につきましては西側配置で滑走路二百十メートル、この改良案というものを代表案にするということで比較評価をやっていくということでございます。
 それから六ページからが新空港の代表案の検討でございます。ステップ3では三苫・新宮ゾーンと志賀島・奈多ゾーンということでゾーンでお示しをしておりました。このゾーンの中で基本的な条件、例えばウインドカバレッジと申しまして横風を受けないような空港の向き、あるいは市街地に騒音がかからない、あるいは玄海国定公園に抵触をしない。こういった基本的な条件をまずクリアするのが、この六つの案でございます。この中から例えば水深が建設コストに非常に大きく影響いたしますので、それぞれのゾーンで陸域に近い、平均水深が浅い案を、それぞれ選んでおります。それが七ページの配置のゾーンでございます。三苫・新宮ゾーンですとN六十一度Eと書いていますけれども、北側から垂直に南北に立てた状態から東に六十一度振ったという案が、これでございます。それから志賀島・奈多ゾーンは百二十五度、東側に振った案ということでございます。
 それと、これを見ていきますと、ちょっと図が二重になってございますけれども、一つ赤い色で囲んだのがクロースパラレルと申しまして、滑走路間隔が三百メートルでございます。それからグレーのセミオープンパラレルというのがターミナルビルを真ん中につくりまして、滑走路を両端千百メートル離す。これによって能力的には一・二倍程度増加するという案でございます。
 八ページに、この両ゾーンの特徴整理を行ってございます。基本的には両案とも大きな特徴の差がないんですけれども、若干違うのが例えばアクセスの利便性ですね。博多駅、あるいは福岡インターからの距離が若干、三苫・新宮ゾーンの方が近い。それと平均水深の関係で、一番下の欄でございますけれども、建設費につきましても三苫・新宮ゾーンの方が若干、優位であるということでございます。こういうことから、比較評価を行っていく上で一箇所に絞り込んだがいいということでございますので、三苫・新宮ゾーンをまず新空港の代表案として選定をしたというところでございます。この新空港一案、それから増設一案を比較評価をやっていきますけれども、十ページでございます。
 これまで第一ステップから福岡空港の現状と課題、あるいは地域の将来像というものを描きまして、これから福岡空港の役割というものを導き出しております。こういった役割を果していくために必要となる取り組みがございます。こういったことから評価の視点というものを五つ設定をいたしました。この評価の視点にもっと具体的に評価項目というのを今、十五項目、検討をしております。この十五項目にわたって新空港と、滑走路増設を比較をしているということでございます。
 非常に簡単で恐縮ですけれども、以上が御報告でございます。よろしくお願いいたします。

たかはし雅成委員

 ちょっと細かいことを一点。新空港の利便性のキロ数と所要時間ですけど、これはどういう計り方をしているんですか。

秋山空港計画課長

 まず博多駅からの距離というのは、軌道系のアクセスを考えてございます。現在のJR九州さんのダイヤとか、そういうものを参考にしますと、大体こういった時間になるという計算でございます。

たかはし雅成委員

 軌道系の駅からは、バスか何かで行くんですか。

秋山空港計画課長

 これは今、想定をしておりますのは既存の鉄道。途中から空港まで直接乗り入れるということを想定をしております。福岡インターからは、想定しておりますのは都市高速、いわゆる地域高規格道路を空港に乗り入れるということで、こういった距離数と時間を、今、想定をしております。

たかはし雅成委員

 ということは、これは鉄軌道なり都市高速なりを空港まで延長するということを前提にしておりますか。

秋山空港計画課長

 そのとおりです。