橋本経営金融課長

 それでは、電脳商社によります電子商取引の展開について、御説明申し上げます。この電脳商社とはITを活用いたしまして、県内中小企業の販路の拡大を支援しております、インターネットのホームページでございます。財団法人福岡県中小企業振興センターが運営をしております。この商社は平成十二年度に、全国に先駆けまして構築をいたしました。平成十七年度に取り組みを強化いたしまして、アクセス、登録件数ともに増加しました部分もございまして、今回御報告をさせていただくものでございます。
 では、お手元の資料の一ページをお願いいたします。この商社は大きく二つの機能がございまして、一つは企業と企業との取引を促進します、企業間取引市場、BtoBと呼んでおります。この市場では、発注企業が新たな取引先を探す際に、発注条件に見合う企業を効率的に検索することができるようになっております。県内企業の販路拡大のための有力なツールとなっております。もう一つは、消費者に対しまして、インターネットの通信販売を行う「福岡よかもん市場」、BtoCでございます。この市場では、県の特産品を中心に、福岡ならではの特色ある商品構成を持った仮想商店を紹介をしておるところでございます。丸の一番下でございますけれども、特に自動車産業分野におきまして、今後地元調達率を七〇%に引き上げる、このための有力なツールになるというふうに期待をしておるところでございます。
 では、現状につきまして、もう少し具体的に御説明を申し上げます。中ほどにございますけれども、企業間の取引市場でございますけれども、ここでは登録企業を発注企業の取引先として結びつけることで、県内中小企業の販路の拡大を支援しております。
 資料の二ページの方をお開きください。この市場の特長でございます。県内の主な製造業、約五千社を登録しておりまして、主要な機械設備、技術者、加工内容、そういった情報を見やすい、統一の様式で掲載しておりまして、発注企業は条件に適合する企業を効率的に検索することができるようになっております。また、中小企業振興センターの職員が登録企業の設備状況など、実態を確認をしておりまして、信頼性の高い情報を提供しますとともに、問い合わせにもきめ細かな対応を行っておるところでございます。こうしたこともございまして、上の方にございますけれども、商談を開始をした企業のうち約七割が成約したというふうになっております。
 一ページの方にお願いいたします。実績でございますけれども、アクセスは平成十四年度七十万ページビュー、十七年度百万ページビューということで、一・五倍となっております。全国的に十二道府県でインターネットを活用いたしまして、このような製造業の取引を支援をしておりますけれども、本県のアクセス件数は、その中でトップとなっております。登録件数も二千社から五千社というふうに増加をしております。
 もう一度二ページの方をお願いします。中ほどから下の方に、活用事例というのがございます。北九州市に本社、機械設定の組み立てをやっているA社というのがございますけれども、電脳商社に登録をしましたところ、関西の大手企業との取引が始まりました。最初一万円程度のサンプル納入から始まりまして、現在では年間取引額が二十億円を超えるというところまでなっております。大きなビジネスに発展したよい例かというふうに思っております。
 もう一つが、よかもん市場でございますけれども、二ページの下の方にございますけれども、県の特産品を中心に、福岡ならではの特色ある商品構成を持ったショッピングモールを構築しております。ネットの販売未経験の中小企業や、コスト面で民間サイトに出店できない中小企業に対しまして、容易にネット販売に参入できる環境を提供しております。
 三ページをお願いいたします。下の方にございますけれども、この市場の特長でございます。コスト面で申しますと、民間のショッピングサイト、年間出店料が約五十万円から六十万円ということでございます。また、売上げに応じまして、手数料もかかるということでございますけれども、電脳商社では年間二万円、民間の約三十分の一程度でございますが、それで出店できるばかりではございませんで、ホームページの作成などのサポートも行っております。スタートアップという意味では最適な環境を有しているんではないかと思っております。
 上の方に、実績でございますけれども、アクセス数が約二十二倍というふうになっておりますけれども、本県と同じような公的サイトが六県ほどございますけれども、その中でトップとなっております。出店数、売上げ数ともに三倍と伸びております。
 下の方の活用事例の方をお願いいたします。行橋市のC社は、作務衣を製造販売しておりましたけれども、近隣の商圏だけでは売上げが伸びず、倒産寸前というふうにまでなっておりましたけれども、電脳商社に参加しましたところ、全国から注文が入ってまいりまして、現在では十名の従業員を抱えて、順調に営業をしておるところでございます。
 四ページをお願いいたします。この日用品販売D社につきましては、最初の、電脳商社の方から、現在では約二万を出店をしておるというふうになっております。
 次に、二の電脳商社と自動車産業への参入の関係でございます。本県では自動車産業の集積が高くなってますけれども、地元調達率を五〇%から七〇%に引き上げるということが重要な行政課題となっております。商社では、自動車産業参入予備軍となり得ます機械金属製造業、三千五百社ほどを登録をしております。発注企業と受注企業とを結びつける際の有力なツールとなるものと期待をしております。また、中小企業振興センター取引推進チームが、足で稼いだ発注情報を、電脳商社に流しておりまして、IT機能とマンパワーとが一体となって、地元企業の自動車産業への参入を促進しているところでございます。
 今後とも電脳商社に取り組まれる企業の増加を図りますとともに、企業情報の鮮度と精度を上げるように努めていくこととしております。以上でございます。

たかはし雅成委員

 この企業対企業の取引ですけれども、登録している五千社ですかね、これは福岡だけじゃなくて、全国の企業ですか。

橋本経営金融課長

 この五千社は県内の主な製造業でございます。県内だけでございます。

たかはし雅成委員

 細かい話で申しわけないんだけれども、活用事例の、関西の大手企業と取引を開始したというのがありますが、電脳取引とは関係ない話なんですか。

橋本経営金融課長

 私どものこの電脳商社は、発注側の発注を受注する機能というのがございまして、これはたまたま発注企業が、この商社の中に、こういう製品の見積もりを出してくれないかというような話から、サンプル納入が始まったということで、そういう企業間の取引を促進する市場ということからいたしますと、きっかけをつくってあげたという御理解をしていただけたらと思います。後の取引は、ここを通じてやっておられるんであって、まさしく企業同士の取引という形になります。

たかはし雅成委員

 よくわからんけどな。