荻野経営金融課長

 商工部の委員会資料二ページをお願いいたします。元気フクオカ資金の現状及び改善状況について御説明をさせていただきます。
 本年度の融資状況でございますけれども、これは先々週の数字ですが、四千二百四十企業に対しまして六百七十二億の融資を行っております。これにつきましては、一企業当たり平均一千六百万円でございます。
 承諾率ですけれども、六五%というふうになっておりますけれども、残りの三五%はどういうふうになっているかということですけれども、後日、保証協会が制度融資などの申し入れを受けまして、個別審査の上、約六割について融資実行を行っておりますので、最終的には八六%の承諾率というふうになっております。
 二点目ですが、元気フクオカ資金の取り扱い状況ということで、制度を創設しました平成十五年十二月十九日から本年一月三十一日までのデータについて検証を行っております。その結果ですけれども、基準点以上、五十一点以上の企業ですけれども、一万三千三百三十三社のうち七千三百七十三社ということで、七一%の企業がこれに該当いたしております。しかしながら、債務者が事故先とか求償権先の保証人である場合とか、無担保保険の限度額、これは八千万ですけれども、これを超えている場合などがございまして、八百五十二社が否決されております。結果的に、最終的な承諾率は六三%でございますが、この六三%の企業、六千五百二十一社を見てみますと、その中には債務超過、または赤字の企業が二十九%含まれております。そういう検証結果の中で、今回の改善策でございますが、第一点目、融資対象の拡大ということで、取り扱いの基準点の範囲を五点拡大いたしております。これは今まで五十点でやっておりましたので、四十六点まで引き下げたということでございます。この拡大区分の貸付限度額につきましては一千万円といたしております。また、この拡大部分につきましては、今後の事故の発生状況によって変更することといたしております。
 二点目の参加金融機関の拡大ですけれども、第十四銀行とか第十八銀行など十行を追加することによりまして、中小企業の利便性の向上を図りたいというふうに考えております。
 三点目ですが、利用口数の制限の撤廃ということで、これまで利用口数を一口に制限をいたしておりましたけれども、これを複数にすることによりまして、利用企業の利便性の向上を図りたいというふうに考えております。
 最後に、実施時期ですけれども、四月十八日月曜日からということで考えております。以上でございます。

鬼木 誠委員

 まず、改善をいろいろ、五点下げていただいたとか、やっぱり利用勝手が悪いという声に応えていただいたということだと思うんですね。それは中小企業の立場からすれば非常にありがたい措置だったというふうに考えます。よく検討していただいたと思います。ただ、やっぱり融資ですからリスクがありまして、ちゃんと償還できているかというのは注視していく必要があると考えます。承諾したうち二九%が債務超過または赤字だったということで、融資したときに返済財源が何かというと、利益の部分なんですね。その利益の部分がはなから赤字のところに融資しているという状況が、やっぱりシステムで何点以上あれば融資できるというところのもしかしたら落とし穴かもしれないなと思います。それで、今のところ開始して間もないですから、焦げつきというのが大きく出てこない。やっぱり数年タイムラグがあってから融資は焦げつきが出てきますので、今後、融資先の動向というのはきっちり数字を見て注視していく必要があると思います。今のは要望です。そして、3の1のウの部分ですね、「今後の事故の発生状況により変更する」と書いてありますので、もうここは十分柔軟な対応をしていただきたいと思います。そして、これから質問なんですけれども、参加金融機関の拡大ということですが、またいろんな制度の変更がある場合、この十行もすべて協議に入りますか。今後いろんな制度を変更していくときに。

荻野経営金融課長

 今回の取り扱いの変更につきましては、既に参加しておりました、四月から追加いたしました山銀、佐賀銀、親和も含めて、保証協会と県と合同能力協議の結果でこういった形で採用いたしております。それで、今後変更の可能性があれば、当然この十行にも入っていただいて協議を行った上で方向を決めるということでございます。

鬼木 誠委員

 参加行が増える中でいろんな足並みが揃っていくか、最初から融資をしている銀行、後から入った銀行、いろんな温度差が出て、制度の変更なんかも足並みが揃いにくくなってくるとは思うんですが、そこはきちんとしたみんなの意見を聞いた上で、制度としてよりよい形がとれるような調整の方をお願いしたいと思います。以上、二点要望いたしまして、とにかく短期的に見れば中小企業にとっては非常によい改善をしていただいたと思います。ただ、県としての立場で言えば、今後は融資した分の償還状況を注視していく必要があると思いますので、それ随時報告等を入れていただくよう、そしてきっちり管理していただくよう要望いたしまして、終わります。以上です。

たかはし雅成委員

 今の金融機関の問題なんですけれども、制度ができた当初から現場の銀行の窓口の方で制度の理解不足みたいなものがたくさんあって、それによって、借りられると思っていたのに融資を受けられなかったというトラブルが随分出ていたわけですけれども、今回この新しく改善する、これは新しい金融機関を十行入れることについて改善点なりの説明をしっかりしていただきたいと思うんですけれども、そういう説明会というか、資料というんですか、そういうのはきちっとやられたんですか。

荻野経営金融課長

 それぞれの金融機関の代表といいますか、責任者が参っております。それで、今回実施が十八日ですけれども、その間にそれぞれの金融機関でそれぞれの職員に周知徹底をするようお願いをいたしております。

たかはし雅成委員

 新しい十行に対しても同じ形で。

荻野経営金融課長

 追加の十行につきましては、二十五日に最終的な現在決定している事項を詳細に、三時間程度設けまして説明をするように考えております。

たかはし雅成委員

 現実にこの制度に対してお客さんとやりとりしているのは窓口になるわけですから、その銀行内でトップというか、そういう責任者だけじゃなくて、末端にしっかり浸透するように県からの指導をやっていただきたいと思います。もっと徹底してやらないと、また同じようなトラブルになりかねないと思いますので、しっかりお願いします。