平木国立博物館対策室長

 それでは、委員会資料に基づきまして説明をさせていただきます。
 資料の一ページをお願いいたします。議題I、九州国立博物館(仮称)の管理運営経費に係る国との協議について説明をいたします。
 九州国立博物館(仮称)の管理運営経費につきましては、平成十五年二月開催の特別委員会の御趣旨を慎重に踏まえまして、県の負担軽減を図るため、文化庁及び独立行政法人「九州国立博物館(仮称)設立準備室」との間で、平成十五年二月以降、九回にわたり鋭意協議を行ってきたところでございます。
 国との協議を行うに際しましては、「全体経費の見直し」「国と県の機能分担の見直し」「県事業の精査」の三つの点を基本にいたしております。
 主な協議事項について説明をいたします。
 四月九日ですが、十六年度以降の概算要求に際しまして、事前に本県と十分に協議を行うということについて確認を行っております。
 五月十六日ですが、管理運営経費の全体の見直し、それから収入について協議を行っております。
 六月二十日でございますが、管理運営経費算定の指標としてどういうものを使用すべきかについて協議を行っております。
 七月三日ですが、これまでの協議結果を踏まえまして整理を行っております。それから、十六年度概算要求に係る管理経費の節減について要望し、協議を行っております。
 八月十二日ですが、十六年度概算要求のうち県費負担に係る部分について協議を行っております。
 それから、十月二十九日ですが、十六年度概算要求に係る現在の財務省文化庁の協議内容について協議を行っております。
 今後、十二月に予定されております十六年度政府予算案決定を踏まえまして、事業費を含めた本格的な予算計上年度である十七年度の概算要求に向けまして、国との協議を進め、極力県の負担が軽減されるよう努めてまいりたいというふうに考えております。
 資料の二ページをお願いいたします。
 平成十六年度の政府予算概算要求につきましては、総額で五十一億四千三百万円が要求されております。内訳といたしましては、展示工事等に必要な経費として二十五億二千三百万円、また建物維持管理、博物館機能整備等に必要な経費として二十六億二千万円となっております。
 三ページをお願いいたします。
 議題III、九州国立博物館(仮称)開館に向けての取り組みでございます。1の「九州国立博物館(仮称)及びアジア学術・文化交流センター(仮称)整備」についてですが、(1)の建設工事についてですが、今年度末の竣工を目指しまして順調に工事が進んでおりまして、十月末の進捗率は七六・六%となっております。お手元に十月二十日現在の建物の写真を配付をいたしております。
 次に、(2)の「展示」でございますが、アの「展示工事」につきましては、現在、発注に向けた準備を進めております。入札は、平成十六年の一月中旬を予定をいたしております。また、イの「教育普及ゾーン工事」につきましても準備を進めておりまして、第4四半期の入札を予定をいたしております。
 その他、展示資料等につきまして、韓国、中国、ロシア、それから九州各県を初めとする国内の関係機関との交渉を行うとともに、韓国の木簡などの複製品の制作にも着手をいたしております。
 四ページをお願いいたします。情報等の諸機能でございます。情報システム実施設計につきましては、九州国立博物館(仮称)における博物館業務の支援でありますとか、あるいは来館者、それから館外への情報提供サービスを行うためのソフト及びネットワークの設計を行うものでございます。平成十六年一月中旬の入札を予定しております。
 また、「鬼すべ」「曲水の宴」などの太宰府関連無形民俗文化財の映像制作にも着手いたしております。
 それから、「教育普及・生涯学習」につきましては、ジュニア学芸員モデル事業を九月に実施をいたしております。
 それから、ウの「交流」でございますけれども、日韓交流事業といたしまして、本年度も本県の職員を韓国に派遣をしており、日韓職員を相互に派遣をするという事業を行うことにいたしております。
 五ページをお願いします。2の「周辺整備事業」についてでございます。(1)の「天満宮側アクセス整備」につきましては、トンネル土木工事が間もなく完了する予定でございます。引き続き、建築工事、電気工事等を来年度にかけまして実施をする予定でございます。
 (2)の「南側アクセス工事」及び(3)の「外構工事」につきましても、現在、一部工事に着手しておりますが、今後、平成十六年にかけて整備を行う予定ということにいたしております。
 次に、3の「陳情活動について」でございます。本年七月に県の陳情並びに九州国立博物館(仮称)誘致推進本部及び九州国立博物館(仮称)設置促進財団の合同陳情を実施をいたしております。また、八月には本特別委員会の正副委員長による陳情を実施していただいております。
 4番の「啓発・広報事業について」でございます。(1)の「九州国立博物館(仮称)国際シンポジウム」についてでございますが、十月二十五日の日にアクロス福岡で開催をいたしております。
 それから、(2)の「竣工記念イベント」でございますが、「九州国立博物館(仮称)竣工記念チャリティイベント」ということで、「大沢在昌・宮部みゆき・京極夏彦 自作朗読会」を一月二十五日の日に北九州芸術劇場で開催することにいたしております。なお、福岡市内開催分につきましては、現在調整を行っているということでございます。
 (3)の「学校関係者等に対する啓発・広報活動」についてでございます。教職員に対する研修につきましては、「博物館を活用した授業づくり」と題しまして、博物館内での体験学習の一つとして考えられます「火起こし体験」などを行っております。
 また、五月には市町村教育委員会や各教育事務所の職員を対象とした九州国立博物館(仮称)の説明及び紹介等を行っております。
 5の「今後の広報活動について」でございます。(1)の「目的」でございますが、九州国立博物館(仮称)及びアジア学術・文化交流センター(仮称)の十七年度中の開館に向けまして、その機運を盛り上げ、多くの方々に来館していただくために、広く県内外に対する広報活動を今後、十六年度から十七年度にかけまして、計画的に充実をしていくということにいたしております。実施に当たりましては、広報宣伝を行う時期でありますとか、対象者に応じた適切な媒体を選択するとともに、報道機関等にニュースを提供いたしまして記事にしていただくというパブリシティ活動を積極的に行うことによりまして、効率的、効果的な実施に努めてまいりたいというふうに考えております。
 七ページをお願いいたします。(2)の「地域及び対象」でございますけれども、まず、県内を中心にするということはもとよりでございますが、九州各県、全国、それからアジア地域などの海外も視野に入れた広報活動を実施をしていってまいりたいというふうに考えております。
 また、一般県民でありますとか、児童・生徒、学生、あるいは博物館の関係者、それから行政機関、旅行会社など、幅広く対象者に応じた広報活動を行ってまいりたいというふうに考えております。
 (3)の「実施方法」でございますけれども、国際シンポジウムなどの実施事業はもとより、パブリシティ活動といたしまして、内外の報道機関への資料提供、それから観光情報誌、旅行代理店、公共交通機関などへの資料提供を行いたいというふうに考えております。
 また、新聞、テレビ、インターネットのホームページなどの広報媒体を活用するとともに、学校とも連携をいたしまして、教職員に対する研修でありますとか、あるいは児童・生徒等を対象にしたパンフレットを配布し、社会科見学でありますとか、あるいは修学旅行などでの博物館利用を促したいというふうに考えております。
 さらに、広く内外の行政機関や企業等の広報協力要請でありますとか、あるいは海外に対しまして本県の海外事務所の活用でありますとか、在日の外国公館への広報などを行ってまいりたいというふうに考えております。説明は以上でございます。

たかはし雅成委員

 初めて委員になっていますので、諸先輩方が既に議論されていることだったら申しわけないんですけれども、この管理運営経費の関係で、入館料とか入館の見込み、予想、こういったことは当然かかわってくると思うんですけれども、そういうのはもう決まっているんですか。

井本邦彦委員長

 平木対策室長。

平木国立博物館対策室長

 入館者の予測をするということが収入等の算定には必要となってまいりますので、これも国の方とも協議をしているところなんですが、現段階では三十万人から七十万人程度という幅の中で一応考えていくということにいたしております。具体で言いますと、例えば京都でありますとか、奈良でありますとか、規模的に同様の博物館がございますが、それが大体十三年度で三十万から三十五万程度ということでございます。我々としては三十万を最低の目標ラインで、七十万まで目指したいということでございます。

たかはし雅成委員

 入館料は。

平木国立博物館対策室長

 これもまだ決まっておりませんけれども、他の国立三館の常設展の入館料が大人が四百二十円ということになっておりますので、そういうものを参考に今後決定していくということになります。

たかはし雅成委員

 予定はいつごろになるんですか。

平木国立博物館対策室長

 開館が十七年度中ということでございますので、それまでにということでございます。